laika came backとしてのファーストリリースだった"Landed"が鐘の鳴る音から曲が始まるのに続いて、新曲では風の吹く中を積雪を踏みしめて歩く足音から静かに曲にフェードインしていくスタイル。そしてシンプルだけれど確かな強度をもったことばと車谷氏のやさしさとせつなさとつよさを携えた歌声に重点が置かれた曲構成も同じ。
車谷氏の鳴らす音楽に何を求めるかは人それぞれだけれども、氏のラウドな面よりも強気な発言よりもメランコリックな側面により強いシンパシーを感じる自分としては、"Landed""Trace"の2曲のような曲をあと4~5曲まとめてアルバムの形にしてくれたら相当に重宝するだろうな、と思う。AIR期にリリースしたアルバムでは様々な音楽スタイルを1枚のアルバムの中に落とし込んだ結果として散漫な印象の残るアルバムも多かったように思うので。
それにしても"Trace"のフライヤーの写真、曲から浮かび上がるイメージとすごくリンクしていて、とても好き。

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