ここ数カ月の自分内リバイバルがマルコム・マクラーレン。
今年(2010年)4月に亡くなった時は特にリバイバルムードはなかったのだけれど、多分藤原ヒロシ関連の本を読み直していた時に名前を何度もみたのと、パリ周辺絡みのアイテムにいくつか興味があった時に彼の97年のアルバム「Paris」を聴き直して(今頃)ツボにはまったのが原因だと思う。
84年にイギリスで放映されたアート番組"THE SOUTH BANK SHOW"のマルコム・マクラーレン特集をDVD化した「MALCOLM McLAREN PROFILE 1984」をあらためて観て思ったのは、つくづく自分はセンスが先走ったアーティストやミュージシャンにグッときちゃうんだなあということ。多分人間性とかでいったら絶対好きじゃないはずなんだよね。彼の語り口や振る舞いをみていると。
かつてフリッパーズ・ギターが「性格がよくてダメな音楽より、性格悪くても音楽がいい方が良い」なんてことを捨て台詞気味に吐いていたことがあったけれど、まあこれはある意味真理だと思う。
とはいえ性格がよくて音楽もよいのに越した方がいいよね、とは常々思うけど、これがなかなかどうしてそんな作品や人とは出会わないもので。音楽の中での批評性という側面とそれを作る人の性格の善し悪しのバランスは難しいな、と思う次第です。
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